しんこ抜き
寒い日が続く雫石です。
盛岡が-11℃の朝、雫石は-15℃でした。
盛岡のお隣だけど違うもんです。
この時期どこの釜屋さんも忙しいのですが、
うちのような小さな工房もありがたいことに忙しいです。
鉄瓶作りは工程が多いので、段取り良く仕事を進めないと
効率よく作れないので、けっこう頭使って作業をしています。(ホントかな~)
今日の仕事は、しんこ抜き!
説明しよう、しんことは注ぎ口型の中子の事である。・・・?
つまりですね、
注ぎ口のお湯が流れる空洞の部分の型をしんこ(中子)といいます。
注ぎ口型としんこの間の隙間に溶けた鉄が流れる、
鉄が固まったら、しんこをえぐり出すと空洞が出来るっちゅうこってす。
説明へた~。
右が、しんこ抜き専用の型。
しんこを作る作業をしんこ抜き、というんですね。
一番上の写真が抜いたばかりのしんこ。
材料は、川砂と水で溶いた粘土。
乾かしたら、炭火で焼きます。
2番目の写真が、炭火で焼いて黒味(くるみ、と読む 焼付け防止の炭の粉汁)
を塗ったしんこ と、注ぎ口の型。
そのつどそのつど作っていたら効率悪いので
一気に沢山作っておきます。
へたに作ると、お湯がきれいに出ないので気を使って作業します。
ホント、鉄瓶1個作るのに地味~な作業が沢山あるんですねえ。
ってか、説明するって難しい・・・。
盛岡が-11℃の朝、雫石は-15℃でした。
盛岡のお隣だけど違うもんです。
この時期どこの釜屋さんも忙しいのですが、
うちのような小さな工房もありがたいことに忙しいです。
鉄瓶作りは工程が多いので、段取り良く仕事を進めないと
効率よく作れないので、けっこう頭使って作業をしています。(ホントかな~)
今日の仕事は、しんこ抜き!
説明しよう、しんことは注ぎ口型の中子の事である。・・・?
つまりですね、
注ぎ口のお湯が流れる空洞の部分の型をしんこ(中子)といいます。
注ぎ口型としんこの間の隙間に溶けた鉄が流れる、
鉄が固まったら、しんこをえぐり出すと空洞が出来るっちゅうこってす。
説明へた~。
右が、しんこ抜き専用の型。
しんこを作る作業をしんこ抜き、というんですね。
一番上の写真が抜いたばかりのしんこ。
材料は、川砂と水で溶いた粘土。
乾かしたら、炭火で焼きます。
2番目の写真が、炭火で焼いて黒味(くるみ、と読む 焼付け防止の炭の粉汁)
を塗ったしんこ と、注ぎ口の型。
そのつどそのつど作っていたら効率悪いので
一気に沢山作っておきます。
へたに作ると、お湯がきれいに出ないので気を使って作業します。
ホント、鉄瓶1個作るのに地味~な作業が沢山あるんですねえ。
ってか、説明するって難しい・・・。
この記事へのコメント
仕事カテゴリーの制作秘話を興味深く読ませて頂きました
森の鉄瓶屋さんの作る鉄瓶は
私の知っている南部鉄器とは風合い、肌合いが少し違っていて、素敵ですね
(好き勝手言ってしまってすいません)
そこで質問なのですが
しんこをグラつかせないように設置すると思うのですが
、その処置は、注ぎ口の型で挟まれた箇所だけですか?
鉄瓶本体の中子との接合部分とで
動かなくしているのでしょうか?
あー・・・夜も眠れません・・・
(もともと夜型なのですが・・・)
私の鉄瓶を褒めて頂き嬉しいです!
質問の件ですが、おっしゃるとおり、しんこの先っちょの部分(幅木といいます)だけで固定します。砂で作っているので折れやすい(崩れやすい)ので慎重に作業します。
折れ難いようにしんこを硬く作ればいいと思うかもしれませんが、そうすると出来上がったとき、しんこをえぐり出すのが大変になるので、その辺の調整が難しい所ですね。
物凄く壊れやすい箇所なのですねぇ・・・
えっと、もっともっと質問してもいいですか?
とりあえず、ひとつだけ・・・
鉄を流し込んだ時に
鉄瓶本体の中子としんこが接していないと
そこに穴が開かないと思うのですが
その辺はどうしてらっしゃるのですか?
すいません・・・工房見学みたいになってしまって・・・
鉄瓶本体の中子としんこは出来るだけ
接するようにします。
ただ、完璧にピタッと中子としんこをくっつける事はなかなか難しいので、穴は開くけど、どうしてもバリが出ます。ですので、後から金鎚などでバリを叩き落として穴を真ん丸くするようにしています。
鉄瓶の注ぎ口の内側の穴を良く見てみると、ギザギザしていてバリを欠いた後が分かります。
文章で説明するって難しいです・・・
なんていうか、鉄瓶を観る楽しみが、ひとつ増えた気がします。
偶然見つけたてつびん屋さんのブログなのですが
これからも楽しみにして読ませて頂きます。
また、ねちっこい質問をしてしまうかもしれませんが、
どうかよろしくおねがいしますっ!
質問またお待ちしております。
説明へたなのはお許しください・・・ね!