注ぎ口の型

暖っかくなったり、寒くなったり一日おきにめまぐるしく変わる
お天気の雫石です。

工の会展も近づき、少々焦り気味の日々を送っております。
焦ってパタパタ作ってもろくな物が出来ないので
のんびりと制作したいのですが・・・

すったなごど言ってる暇ねがえんちぇ~
早ぐかだおごししろお~
(そんな事言っている暇はないだろう?早く新しい型を作りなさい!)

そうね、新しく型を作らねば間に合わないっすね・・・
型もボロボロになってきたし・・・

鉄瓶は、鋳型を一つ作ってポコポコたくさん出来れば楽なのですが、
数個作れば、鋳型はボロボロになるので
常に新しく作り直さなければならないので大変なのよね。


で、今日は注ぎ口の外型の制作をしてました。
ちょっと紹介します。



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注ぎ口の原型を粘土で包み、中央に切れ込みを入れ割ります。





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肌砂を付けます。

鉄瓶の肌は、型に砂粒を付けてあの独特の鋳肌を作り上げるのですが
注ぎ口にも、ちゃんと砂肌を打ちます。


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たくさん作りました。






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肌を付けて、二つに割った型を閉じて、
べど(ドロ)を付けて(本体の型とくっつきをよくする為)
乾かしてから、炭火で焼きます。
右が焼く前、左が焼いたもの。

焼いた外型を本体の型に取り付けて、以前紹介した内型(しんこ)
をセットして鋳込みます。

本体と注ぎ口を別に作って後から溶接かなんかでくっつけるのか?
と、勘違いをされる人がおりますが
そんなことはないです、本体と注ぎ口は一体です。

注ぎ口をよく見ると、いろいろな形があって面白いですよ。
伝統的な形の鉄瓶でも、注ぎ口は作り手によって全然違いますね。
工房独自の形ってのもあって、注ぎ口見ただけで
あ~○○の所で作った鉄瓶だな、なんて分かったりもします。

注ぎ易さ、湯の出具合だけじゃなく、見た目の美しさとかカッコよさもないと
よい鉄瓶とは言えないので、気を使うパーツです。
注ぎ口で、鉄瓶の良し悪しが決まるとよく先輩の職人さんに言われました。
確かにそう思います。
今度、鉄瓶を見るとき注ぎ口に注目してみて下さいね。

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